医師のポイントサイトは、簡単に始められる副業のひとつです。しかし、ポイントサイトは数多くあり、どれを選ぶかによって収入に大きな差が出てきてしまいます。
この記事をご覧になっている方の中には、医師向けのポイントサイトについて
「どのような基準で選べばいいのか?」
「各ポイントサイトの違いは?」
などが気になっている方が多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、案件の更新頻度や単価、高額案件の数、ポイント交換できる商品、コンテンツの充実度をチェックすれば、自分の希望に合っているポイントサイトを選ぶために役立ちます。
そこで今回は、医師のポイントサイトの選び方と代表的な8つのポイントサイトを比較して解説していきます。
この記事を読むことで、医師のポイントサイトの選び方がわかり、自分の希望に合ったポイントサイトを見つけることができるでしょう。
目次
医師のポイントサイトの選び方

医師のポイントサイトを初めて利用する方には、サイトごとの違いが分かりにくいです。そのため、利用するポイントサイトを選ぶときに「何を確認すればいいのか分からない…」という方も少なくありません。
そこで、ポイントサイトを選ぶときに確認しておくべき5つのことを説明していきます。
どのぐらい稼げるサイトか確認する
医師のポイントサイトで稼げる金額は、案件数や単価、更新頻度が異なっているので月ごとでばらつきがあります。しかし、サイトによって案件の単価や更新頻度がある程度決まっているので、サイトごとに稼げる金額を予想することができます。
少しでも多くの金額を稼ぎたいという理由でポイントサイトを利用しようと思っている医師は、案件の更新頻度や単価を確認して、ひと月の平均推定収入が少しでも多いサイトを利用するとよいでしょう。
自分がやりたい種類の案件が豊富なサイトを選ぶ
医師のポイントサイトには、アンケートやWeb講演会視聴をはじめさまざまな案件があります。多くの種類の案件があるポイントサイトもありますが、ひとつの種類に特化しているサイトもあります。
やりたい種類の案件が決まっている医師は、その案件が豊富なサイトを探して利用するとよいでしょう。
短時間で稼ぐなら高額案件から選ぶ
単価が安いものは1円、高いものは10,000円以上のものまであります。短時間で稼ぎたい方は高額案件を中心に選ぶのがおすすめです。
サイトによって高額案件が更新される頻度が異なるので、更新頻度が高いサイトをチェックしてから利用するサイトを選ぶとよいでしょう。
ポイントで交換できる商品を確認する
貯めたポイントで交換できるものはサイトによって異なっています。交換できるものは、アマゾンギフト券や商品券が多いですが、中には食料品や現金と交換できるサイトがあります。
そのため、交換できる商品に自分が欲しいものがあるか確認してから、利用するサイトを選ぶことをおすすめします。
利用したいコンテンツがあるサイトから選ぶ
医師にはポイントサイトよりももっと効率よく稼ぐことができる副業があります。そのため、お金を稼ぐことを目的としてではなく、ポイントサイト内のコンテンツを利用することを目的に登録してもよいでしょう。
実際、医学的知識を深めるためにポイントサイト内のコンテンツを利用しながら、たまに案件をこなしてお金を稼いでいる医師は少なくありません。
医師のポイントサイト8選
それでは代表的な医師ポイントサイトの特徴を紹介します。あなたの希望に合ったポイントサイトを探す参考にしてください。
各サイトの「医師会員数・コンテンツ・交換できるもの・最低交換ポイント・収入目安」も分かりやすく紹介しています。
エムスリー(M3)

医師会員数 | 29万人以上 |
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コンテンツ | ログインボーナス、クイズ、アンケート、Web講演会視聴 |
交換できるもの | アマゾンギフト券、書籍、食料品など |
最低交換ポイント | 交換する商品によって異なります |
収入目安 | 5,000~10,000円 |
医療従事者向けポイントサイトで多くの医師が登録しているのがエムスリーです。ポイントの稼ぎ方は、ログインボーナスやクイズ、アンケート、Web講演会視聴があります。こまめにインして更新されている案件をこなせば、毎月5,000~10,000円稼げます。
サイト内コンテンツは、最新の医療情報や論文検索、医師限定交流サービスなどがあります。
エムスリーにはブロンズ、ゴールド、プラチナの会員グレードがあり、グレードがあがるに従いポイントを交換するときの換金率があがっていきます。グレードによって案件を受けたときにもらえるポイントには差がないので、プラチナになってからポイント交換すればお得です。
貯まったポイントはアマゾンギフト券や書籍、食料品など1500種類以上の商品と交換できるのもエムスリーの特徴といえます。
メドピア(Med Peer)

医師会員数 | 12万人以上 |
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コンテンツ | クリック、アンケート、Web講演会視聴、薬事評価、症例相談など |
交換できるもの | アマゾンギフト券 |
最低交換ポイント | 500ポイント |
収入目安 | 5,000~10,000円 |
医師の3人に1人が登録しているサイトがメドピアです。すでに登録している医師からの紹介で登録すると3,000ポイント(3,000円)もらえるキャンペーンを実施中です。
ポイントの稼ぎ方は、クリック、アンケート、Web講演会視聴、薬事評価、症例相談や質問投稿などがあります。毎日こまめに案件をこなしてWeb講演会の時間が合えばひと月に10,000円以上は稼げますが、実際は5,000~10,000円稼いでいる医師が多いようです。
サイト内コンテンツは、最新の医療所法や薬事評価掲示板、エキスパート相談、症例討論会、Web講演会情報、求人観覧などがあります。
貯まったポイントは500ポイントからアマゾンギフト券と交換できます。
ケアネット(Care Net)

医師会員数 | 18万人以上 |
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コンテンツ | eディテーリング、アンケート、Web講演会視聴、クイズなど |
交換できるもの | アマゾンギフト券 |
最低交換ポイント | 100ポイント |
収入目安 | 10,000円 |
ケアネットは、東証マザーズに上場している企業が運営している医療従事者への情報提供サイトです。すでに登録している医師からの紹介で登録すると1,000ポイント(1,000円)もらえるキャンペーンが行われていることがあります。
ポイントの稼ぎ方は、eディテーリングと呼ばれる薬剤についての動画視聴、アンケート、Web講演会視聴、〇×クイズなどがあります。アプリをダウンロードするとそこにもeディテーリングとアンケートがあるので、そちらでも稼げます。
毎日こまめに案件をこなし高額なアンケートがある月には10,000円以上は簡単に稼げますが、平均すると10,000円前後になるでしょう。
サイト内コンテンツは非常に充実しています。利用できるコンテンツは、最新医療情報、日本語に要約された海外の論文情報、医療系コラム、疾患別特集(毎月)、学会レポート、患者説明用スライドのダウンロードなどです。
貯まったポイントはアマゾンギフト券に交換できます。
エスマックス(s max)

医師会員数 | ー |
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コンテンツ | アンケート、インタビュー |
交換できるもの | アマゾンギフト券、JCBギフトカード |
最低交換ポイント | 1,000ポイント |
収入目安 | 4,000円 |
エスマックスは医薬品情報データバンクとして製薬会社などに医薬品情報を提供している会社です。サイト内コンテンツは特にありませんが、毎月の薬剤別MR宣伝回数ランキングを閲覧できます。
ポイントの稼ぎ方は、定期的にある「医薬品情報収集に関するアンケート」、無作為に選ばれた方だけが受けられるアンケートやインタビューです。
定期的に受けられるアンケートだけで毎月4,200円は稼げます。その以上稼ぐためには、選ばれないと受けられない案件を引き受ける必要があるので、安定した収入としては考えにくいでしょう。
定員がいっぱいだと登録してもすぐにアンケートを受けることができず、数ヶ月待たなければいけないことがあります。
貯まったポイントは、アマゾンギフト券、JCBギフトカードに交換できます。
メディカルトリビューン(Medical Tribune)

医師会員数 | 11万人以上 |
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コンテンツ | アンケート、Web講演会視聴など |
交換できるもの | アマゾンギフト券、図書カード |
最低交換ポイント | アマゾンギフト券100ポイント、図書カード1000ポイント |
収入目安 | 2,000~3,000円 |
メディカルトリビューンは医学新聞社や雑誌、セミナーの企画・運営などを行っている会社が運営しているサイトです。すでに登録している方からの紹介で登録すると1,000ポイント(1,000円)もらえるキャンペーンを実施しています。
ポイントの稼ぎ方は、業務提携している会社から送られてくるアンケートやWeb講演会視聴です。アンケートの中には5,000円を超える高額なものがたまにあります。
案件はメールで送られてくるので、サイトを毎日チェックしたくない方には利用しやすいでしょう。ひと月で2,000~3,000円稼いでいる医師が多いようです。
サイト内コンテンツは、医療ニュースや連載・特集、学会レポート、学会カレンダー、開業サポート、転職支援サポートなどがあります。
貯めたポイントは、アマゾンギフト券、図書カードに交換できます。
日経メディカルオンライン

医師会員数 | 18万人以上 |
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コンテンツ | Web講演会視聴、e-ディテール、アンケートなど |
交換できるもの | アマゾンギフト券、全国共通ギフト券、nanacoギフトなど |
最低交換ポイント | 500ポイント |
収入目安 | 5,000円 |
日経メディカルオンラインは、日経BP社が運営する医学・医療情報サイトです。サイト内コンテンツは医療コラムや翻訳サービスなどがあります。ひと月に5,000円前後稼いでいる医師が多いようです。
日経メディカルオンラインは、ポイントとポイントの半分の価値のExpを稼いでアマゾンギフト券や全国共通ギフト券、nanacoギフトに交換できます。
ポイントの稼ぎ方は、Web講演会視聴、e-ディテール、アンケートです。
日経メディカルオンラインはWeb講演会視聴が多く、ひとつの講演会を視聴すると320Exp(160円)稼げます。講演会は全て視聴する必要はなく最後の数分だけでもExpがもらえるので、講演会の時間に合わない方もとりあえず予約だけはしておき、少しでも時間があったら視聴するとよいでしょう。
e-ディテールも動画視聴ですが、こちらはいつでも視聴できるので、時間があるときにまとめて視聴することをおすすめします。Web講演会視聴も含め全ての動画を視聴すれば、ひと月に5,000円ほど稼げるでしょう。
アンケートは日経メディカルから送られてきます。答えるのに少し時間がかかりますが、2,000~3,000円もらえるものが多いです。
毎日インする必要はなく、週に1回程度時間があるときにインすればよいので、こまめにインするのが面倒な方には向いているサイトです。
サイト内コンテンツは、医療コラムや論文翻訳サービス、論文支援などがあります。
エムシーアイ(MCI)

医師会員数 | 5万人前後 |
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コンテンツ | アンケート |
交換できるもの | アマゾンギフト券、図書カード、UCギフトカード |
最低交換ポイント | 50ポイント |
収入目安 | 2,000~3,000円 |
エムシーアイは、医療関連企業へのマーケティング支援を行っている会社が運営しているサイトです。
送られてくるアンケートに答えるとポイントをもらえます。回答に10分以上かかりますが、1,000~3,000ポイント稼げます。月に1~3回しか送られてこないので、全てのアンケートに回答しても平均月収は2,000~3,000円です。しかし、毎日インして案件を確認する必要がないためコストパフォーマンスは高めといえます。
マイページで回答できるアンケートの一覧が表示されているので、たまにインしてまだ回答していないアンケートがないか確認しましょう。
貯めたポイントはアマゾンギフト券、図書カード、UCギフトカードに交換できます。
プラメド(PLAMED)

医師会員数 | 5万人以上 |
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コンテンツ | アンケート |
交換できるもの | 現金、アマゾンギフト券など |
最低交換ポイント | 現金10,000ポイント、アマゾンギフト券1,000ポイント |
収入目安 | 10,000円~ |
プラメドは医師向けリサーチサービスを提供している会社です。すでに登録している方からの紹介で登録すると5,000ポイント(5,000円)がもらえるキャンペーンを実施していることがあります。
ポイントの稼ぎ方は、メールで送られてくるアンケートだけです。10,000円を超えるような単価が高いアンケートもあります。単価が1,000~3,000円のアンケートが多いですが、高いものがたまにあることを考えるとコストパフォーマンスはかなり高いといえるでしょう。ひと月に10,000円以上稼いでいる医師が多いようです。
アンケートの内容は、医薬品情報、医薬品情報を得た情報源、診療状況、製薬メーカーの評価などがあります。
ポイントの交換はアマゾンギフト券と現金振込です。現金に交換できることは、プラメドの大きな魅力といえます。
サイト内コンテンツは、講義動画を視聴できる「プラメド勉強会」、医師を対象にしたアンケート調査の結果が見れる「各種調査レポート」があります。
医師のポイントサイトの比較表
ここまで紹介したポイントサイトを比較表でまとめました。各サイトの特徴を把握し、自分の希望に合ったポイントサイトを見つけて利用してください。
↓左スクロールで表をご覧いただけます
サイト名 | エムスリー | メドピア | ケアネット | エスマックス | メディカルトリビューン | 日経メディカルオンライン | エムシーアイ | プラメド |
特徴 | 医師登録者数最大級のポイントサイト | ポイントの稼ぎ方が豊富 | 高額アンケートがある | 安定した収入が期待できる | 送られてくるメールをチェックするだけ | Web講演会視聴が多い | コストパフォーマンスが高い | ポイントを現金と交換したい方におすすめ |
医師会員数 | 29万人以上 | 12万人以上 | 18万人以上 | ー | 11万人以上 | 18万人以上 | 5万人前後 | 5万人以上 |
コンテンツ | ログインボーナス、クイズ、アンケート、Web講演会視聴 | クリック、アンケート、Web講演会視聴、薬事評価、症例相談など | eディテーリング、アンケート、Web講演会視聴、クイズなど | アンケート、インタビュー | アンケート、Web講演会視聴など | Web講演会視聴、e-ディテール、アンケートなど | アンケート | アンケート |
交換できるもの | アマゾンギフト券、書籍、食料品など | アマゾンギフト券 | アマゾンギフト券 | アマゾンギフト券、JCBギフトカード | アマゾンギフト券、図書カード | アマゾンギフト券、全国共通ギフト券、nanacoギフトなど | アマゾンギフト券、図書カード、UCギフトカード | 現金、アマゾンギフト券など |
最低交換ポイント | 交換する商品によって異なる | 500ポイント | 100ポイント | 1,000ポイント | アマゾンギフト券1,000ポイント、図書カード1,000ポイント | 500ポイント | 50ポイント | 現金10,000ポイント、アマゾンギフト券1,000ポイント |
収入目安 | 5,000~10,000円 | 5,000~10,000円 | 10,000円 | 4,000円 | 2,000~3,000円 | 5,000円 | 2,000~3,000円 | 10,000円~ |
アンケートは、全てのサイトに案件があります。ログインボーナスやクリックだけでポイントを稼ぎたい方は、エムスリーやメドピアがおすすめです。また、さまざまな案件でポイントを稼ぎたい方は、メドピアやケアネットをおすすめします。
また全てのサイトで、ポイントとアマゾンギフト券が交換できます。 現金が欲しい方は、少し損をしてしまいますが、価格の8~9割でアマゾンギフト券を買い取ってくれるサイトで売ることもできます。ポイントを現金に直接交換したい方は、プラメド一択になります。また、さまざまな商品と交換したい方は、エムスリーがおすすめです。
最も高い収入が期待できるのは、10,000円を超えるような単価の高いアンケートがあるプラメドでしょう。プラメド以外にもメドピアやケアネットは、毎月10,000円以上の収入を期待できるサイトです。しかし、毎日こまめに案件をこなさなければいけないので、時間がない方は、メールで案件が送られてくるプラメドが利用しやすいでしょう。
ポイント取得にあまり時間をかけずにコストパフォーマンスを重視する方は、メールで案件が送られてくるメディカルトリビューンやMCIなど、高額アンケートがあるケアネットやプラメドがおすすめです。
ポイントサイトをおすすめしたい医師の特徴一覧
医師のポイントサイトをおすすめしたい医師の特徴は、以下の通りです。
- 空いている時間を利用して少しだけ収入を増やしたい
- 医師という職業を活かした副業がしたい
- 肉体的・精神的に負担が少ない副業がしたい
- すぐに副業を始めたい
- 周りの人に気づかれずに副業を始めたい
これらの特徴について詳しく解説していきます。
空いている時間を利用して少しだけ収入を増やしたい
医師のポイントサイトの案件は、時間が決まっているものもありますが、大部分は時間指定がなく、いつでも利用できます。
自分の空いている時間を利用してアンケートに答えたり、Web講演会動画を視聴したりしてポイントを稼げます。
医師という職業を活かした副業がしたい
医師のポイントサイトは、医師免許や看護師免許などを持っていないと登録できません。登録するときの確認事項はサイトによって異なりますが、勤務施設の登録が必須で、登録後に電話で勤務実態を確認するサイトもあります。
ポイントを獲得できるアンケートは、医学的知識がないと答えられないものが多く、Web講演会動画やさまざまなコンテンツを利用することで、医学的知見を広めることもできます。
肉体的・精神的負担が少ない副業がしたい
医師は肉体的・精神的負担が大きな職業です。そのため、肉体的・精神的負担が少ない副業を希望している方は少なくないでしょう。
医師のポイントサイトは、自宅で空いている時間に気楽に取り組むことができるので、負担が非常に少ない副業といえます。
すぐに副業を始めたい
副業を始めるまでの準備で、面倒な手続きや打つ合わせなどが必要な場合は、収入を得るまでに時間がかかってしまいます。場合によっては準備に時間をかけたにもかかわらず、思うように進まないこともあるでしょう。そのため、すぐに確実に始められる副業を希望している方は少なくありません。
医師のポイントサイトの登録は数分でできます。登録後すぐに案件に取り掛かれないサイトもありますが、複数のポイントサイトに登録すればすぐに案件に取り掛かることができるでしょう。
周りの人に気づかれずに副業を始めたい
就業規則で副業が禁止されている医療施設があります。そのような医療施設に勤務している方は、副業をしていることを周りの人に気づかれないようにしなくてはいけません。
医師のポイントサイトは個人情報保護方針が定められているので、第三者に利用を知られることはありません。そのため医師のポイントサイトを利用してポイントを取得しても、本業に支障が出るような利用の仕方をしたり、自分が言いふらしたりしなければ周りの人に知られる可能性はほぼないでしょう。
医師のポイントサイト収入には確定申告が必要なのか?
ポイントサイトを利用して稼いだ収入(商品)は、確定申告が必要なのか気になっている方は少なくないでしょう。
確定申告が必要になるかは、本業と収入額(商品額)に関係しています。以下で詳しくみていきましょう。
確定申告が必要な方
ポイントサイトなど副業の総収入が20万円を超えている方は確定申告が必要です。また、個人事業主や給与収入が2,000万円以上で、もともと個人で確定申告をしている方もポイントサイトの収入を確定申告する必要があります。
ここでいう総収入20万円は、収入から通信費やパソコン購入代などポイントを稼ぐために必要となった経費を引いた金額です。
また、ポイントはもらった時点ではなく、現金や商品と交換した時点で税金がかかります。
ポイントサイトの収入は「雑所得」か「一時所得」
医師のポイントサイトで稼いだ収入は「一時所得」と「雑所得」に分けられます。
一時所得に該当するコンテンツ
一時所得を簡単に説明すると「儲けることを目的としていない一時的な収入」です。ポイントサイトのコンテンツでいうと、Web講演会視聴などが該当します。Web講演会視聴は、儲けることを目的として視聴したのではなく、新しい知識を得るために視聴したと考えられるからです。
一時所得から特別控除額50万円と経費を引いたものが課税所得となるので、ポイントサイトで稼いだ収入を確定申告しなければいけないケースはほぼないでしょう。
雑所得に該当するコンテンツ
雑所得は「他種類の所得に分類されない所得」であり、アンケートなどが該当します。アンケートを答えた対価としてポイントをもらっていると考えられるからです。
ポイントサイトで得た収入を、一時所得に区分するか雑所得に区分するかを判断するのは難しいので、コンテンツにかかわらず雑所得として申告しても問題ないでしょう。
現在は確定申告しなくても税務署から指摘されない?
ポイントサイトからの収入は、まだ一般的には浸透していない新しいものです。そのため、毎月10万円を超えるような収入を得ていない場合は、確定申告しなくても税務署から指摘される可能性は低いでしょう。
実際、ポイントサイトで得た収入から経費を引いた課税所得が20万円を超えているケースは少ないはずです。
しかし、ポイントサイトから収入を得られることが一般的に知られるようになり、いつ所得区分がしっかり規定されるようになるかわかりません。そのときのために、日頃から副業で得た収入にかかる税金について考えておくことは意義があることです。
まとめ
以上、医師のポイントサイトの選び方と8つのポイントサイトの特徴を紹介しました。
結論としては、医師のポイントサイトはサイトごとに案件の種類や頻度、交換可能な商品、コンテンツなどが異なっていて、どの点を重視するかで選ぶサイトは違ってきます。
医師のポイントサイトは無料で登録できるためどのサイトを利用するか迷ったときは、気になっている全てのサイトに登録して実際に利用してみることをおすすめします。そうすれば自分の希望に合ったサイトを見つけやすいですし、予想していなかったメリットがわかるかもしれません。