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医師賠償責任保険を徹底比較!勤務医・研修医それぞれのおすすめは?

医師賠償責任保険(医師賠)の比較は、ほとんどの医師にとって難しいもの。

  • そもそも、補償がいくら必要なのかわからない
  • どこを見て比較すればいいのかわからない
  • 手っ取り早く一般的なおすすめを知りたい

という医師は多いでしょう。この記事では上記のような疑問に答えて医師賠を比較するポイントと結論をまとめます。

各学会や同窓会など、あらゆる保険のデータを比較しているため、正確な知識をもとに医師賠の比較をしていただけるでしょう。

最重要ポイントのまとめ
  • 過去の医療訴訟の最高額は2億2,300万円
  • このため補償限度額は2~3億円にするべき
  • この金額で一番コスパがいいのは「民間医局」
  • 逆に研修医なら「日本医師会」がベスト
  • 保険の内容は皆ほぼ同じなのでコスパで比べる
  • まずはコスパNo.1の民間医局からチェックしよう




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医師賠償責任保険の比較の結論

民間医局出典:民間医局

ここではまず「医師賠比較の結論」を述べます。それぞれの結論の根拠は、別の段落で詳しく解説しているため、それらもあわせてご参照ください。

勤務医なら「民間医局」

勤務医なら年齢を問わず「民間医局」がおすすめです。理由をまとめると下のようになります。

  • 補償は2~3億円必要
  • この金額帯なら民間医局が一番安い
  • 補償の内容はどこもほぼ同じ
  • よって、一番安い民間医局がベスト

具体的にどの程度安いのかは「保険料を比較」の段落で解説しています。

研修医は「日本医師会」

研修医の保険料は、日本医師会が格段に安くなります。具体的には他のグループの半分程度です。

医師会の限度額は1億円ですが、研修医なら1億円で十分といえます(詳しい説明はこちら)。

30歳以下の勤務医で1億円なら「医師会」

勤務医のなかでも「30歳以下・限度額1億円」という条件なら、医師会が僅差で一番安くなります。「自分は明らかに1億円でいい」という若手医師は、医師会でよいでしょう(詳しい説明はこちら)。

医師会は「100万円が免責=自腹」になる

医師会の保険は、賠償額のうち「100万円は自分で払う」というルール(免責)になっています。

(4)r免責金額
1事故 100万円(同一医療行為につき)
引用:日本医師会医師賠償責任保険制度

このため「100万円だけの少額保険」に別途入るのがおすすめです。

100万円は学会・同窓会・地方医師会でフォロー

医師会の100万円分は、学会系・同窓会系か、地方の医師会でフォローしましょう。

  • ほとんどの医師は、3つのいずれかに所属している
  • それぞれの保険のいずれかで、100万円のプランがある

という理由です。

ドクターK
ドクターK
上記が医師賠の比較の結論です。この時点で民間医局に興味を持った医師は、ぜひ下記の公式サイトをチェックしてみてください。

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医師賠償責任保険はどこで比較するべき?

考える

医師賠のスペック説明では、さまざまな用語や数字が登場します。ここでは、その中で見るべき数字・見なくていい数字を解説します。

見るべき数字

見るべき数字は下記の2つです。

  1. 年間保険料
  2. 「1事故あたり」の補償限度額

保険料が安いほどいいことは、いうまでもないでしょう。限度額については、下記の2点がポイントです。

  • 原則2~3億で考える
  • 医師会の保険に入るなら100万円の保険を別途探す

見なくていい数字

下記の数字は「見なくていい」ものです。

  1. 20%割引
  2. 「保険期間中」の補償限度額
  3. 免責金額

①20%割引は、ほぼどこでも同じです。個人でなく団体で加入すれば20%割引になるのです(稀に15%もあり)。

②「保険期間中」の補償限度額は、ほとんどの保険で「1事故あたりの金額の3倍」と共通しています。そもそも、同じ年に何度も医療事故を起こすことは少ないものです。

(タイムラグがあって複数の賠償が同時に確定したときのみ、この「保険期間」のルールが役立ちます)

③免責金額は「保険会社が払ってくれない=自腹を切る」金額です。ほとんどの保険は「免責ゼロ」のため、比較不要です(医師会のみ「免責100万円」です)。

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医師賠償責任保険には「5種類」ある

女性医師

医師賠をカテゴリで分けると、下の5通りです。

医師会系 日本医師会を中心に、都道府県の医師会など
学会系 日本外科学会はじめ16学会
同窓会系 医科大学の同窓会
団体系 病院・医局・研究会(任意団体)など
企業系 主に民間医局(メディカル・プリンシプル社)

上記5つの分類は下の記述を元にしています(一部を省略して引用)。

(1)医師会系
(2)学会系
(3)同窓会系
(4)任意団体
「医師賠」の基礎知識と賢い選択法 Vol.2|m3.com

上の記述は2008年のもので、当時は「企業系」で有力なサービスがありませんでした。しかし、今は民間医局などが存在するため、企業系が5つ目のカテゴリとなります。

医師会系

医師会

医師会系は地方もありますが、主に日本医師会を指します。日医の補償限度額は「一律1億円」であるため、年間保険料だけを書くと下のとおりです(参考)。

区分 年間保険料
勤務医(31歳以上) 68,000円
勤務医(30歳以下) 39,000円
研修医 21,000円

医師会の保険は、主要な医師賠のなかでほぼ唯一「免責」を設定されている点が特徴です。

学会系

外科学会出典:日本外科学会

学会では後述の16学会が、それぞれの保険を提供しています。日本外科学会の場合、下のような金額設定です。

300型 3億円 62,400円
200型 2億円 51,570円
100型 1億円 40,660円
1型 100万円 4,000円

学会系は、金額の「区分」は変わっても「保険料」はほぼ変わらないという特徴があります(3,000万や7,000万など細かい区分があります)。

同窓会系

医大の同窓会も、独自の保険を提供しているところが多くあります。東京慈恵医科大学・同窓会の場合、下の金額です。

Sタイプ 2億円 51,570円
Aタイプ 1億円 40,660円
Bタイプ 5,000万円 34,580円
Cタイプ 100万円 6,010円

同窓会は学会以上にどこでも金額が同じという傾向が見られます。

団体系

岡山病院出典:岡山大学病院

団体系は、病院や医局単位、任意団体の研究会などが該当します。たとえば「岡山大学病院」では下のような金額設定です(参考)。

200型 2億円 51,570円
100型 1億円 40,660円
1型 100万円 4,000円

団体系の保険は少なく、自由に加入できるものでもないため「あくまでこうしたカテゴリもある」とだけ理解してください。

企業系

「医療系の企業」が提供するものです。冒頭で紹介した「民間医局」の保険が代表といえます。

AB 5,000万円 32,310円
C 1億円 41,660円
D 2億円 47,710円
E 3億円 53,360円

民間医局(メディカル・プリンシプル社)以外では、株式会社パイオニアなども企業系の医師賠を提供しています。

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医師賠償責任保険の保険料を比較

お金

ここでは、カテゴリ別に医師賠の保険料を比較します。各グループの金額は、ここまで紹介してきた団体(例:学会なら日本外科学会)のものです。

勤務医(31歳以上)

比較
31歳以上の勤務医では、上のようになります。一番安い金額がピンクになっています。限度額ごとに、一番安いグループを一覧にすると下のとおりです。

限度額 最安グループ
3億円 民間医局
2億円 民間医局
1億円 学会・同窓会・団体
5,000万円 民間医局
100万円 団体

見てのとおり、2億~3億という一番重要な金額帯で、両方民間医局が最安です。1億円では学会などが安くなっているもの「年間1,000円」の差なので、ほぼ同額といえます。

100万円は「団体」がトップであるものの、あくまで「岡山大学病院」の場合です。他の団体はもう少し高いか、そもそも設定がありません。

ドクターK
ドクターK
このため、100万円については序盤で説明したとおり、学会・同窓会・地方医師会のいずれかがおすすめです。

30歳以下

比較

30歳以下での比較結果は上のとおりです。黄色で着色した部分以外は、すべて31歳以上と同じです。

この年齢層で1億円の場合、医師会が最安となります。このため「自分は1億円で十分」という場合は、30歳以下であれば医師会もおすすめです。その場合は、100万円をカバーする保険にも入っておきましょう。

研修医

比較

研修医の比較結果も、黄色の部分だけが変わります。見てのとおり医師会が他のグループの約半分と、格段に安い金額設定です。

このため、多くの医師が研修医なら医師会の保険を推奨しています。研修医を育てようとする医師会の目標を考えても、この金額設定は自然といえるでしょう。

全16学会の補償限度額&保険料を比較

学会出典:団体保険制度|日本産婦人科学会

下記16学会は、それぞれの医師賠を提供しています(順番は五十音順です)。

最後の4学会は金額がわからないため「保険がある」とわかるページにリンクしています。

  1. 日本眼科医会
  2. 日本外科学会
  3. 日本胸部外科学会
  4. 日本形成外科学会
  5. 日本産科婦人科学会
  6. 日本循環器学会
  7. 日本消化器内視鏡学会
  8. 日本消化器病学会
  9. 日本神経学会
  10. 日本整形外科学会
  11. 日本糖尿病学会
  12. 日本脳神経外科学会
  13. 日本病理学会
  14. 日本麻酔科学会
  15. 日本皮膚科学会
  16. 日本泌尿器学会
  17. 日本救急医学会
  18. 日本リハビリテーション医学会
ドクターK
ドクターK
最後の4学会も、学会員なら会員限定のページで金額がわかります。

日本病理学会

表
【参考】日本病理学会

日本麻酔科学会

表
【参考】日本麻酔科学会

日本眼科医会

表
【参考】日本眼科医会

日本外科学会・日本循環器学会・日本消化器内視鏡学会

表
【参考】日本循環器学会日本消化器外科学会

日本産婦人科学会・日本神経学会

表
【参考】日本産婦人科学会日本神経学会

日本糖尿病学会

表
【参考】日本糖尿病学会

日本胸部外科学会・日本消化器病学会・日本整形外科学会・日本脳神経外科学会

表
【参考】胸部外科学会整形外科学会脳神経外科学会日本消化器病学会

日本形成外科学会

表
【参考】日本形成外科学会

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同窓会系・団体系はどこもほぼ変わらない

獨協大学出典:獨協大学

学会系は学会ごとの違いがあるものの、同窓会系・団体系は「どこもほぼ同じ」です。複数の同窓会・団体の例を比較してみましょう。

同窓会系

医科大学の同窓会が提供する保険は、一例を挙げると下のようになっています。

同窓会

見てのとおり、設定のある項目の金額はすべて同じです。上記の同窓会も含め、保険を提供している同窓会の大学名を一覧にすると、下のようになります。

なお、これらは「同窓会」であり、現在その大学の附属病院で勤務している必要はありません。

団体系

MRM出典:メディカルリスクマネジメント協会

団体系は、金額のわかる事例自体少ないのが実情です。ここでは、序盤で紹介した「岡山大学病院」と、任意団体であるMRM(メディカルリスクマネジメント協会)を比較します。

団体

見てのとおり、金額設定のある「1億円・2億円」はどちらも同じ金額です。さらに、この金額は先ほどの大学同窓会とも共通します。

このように広範囲で金額が共通しているため、他の団体でも金額に大差はないと考えられます。

医師賠償責任保険で民間医局がおすすめである3つの理由

民間医局

ここまで述べたとおり、医師賠で一番コストパフォーマンスがいいのは、民間医局です。ここでは、民間医局の「コスパ以外」のメリットを3つ説明します。

補償の範囲が広い

民間医局の医師賠では、下記もすべて補償の対象となります。

  • 非常勤先・アルバイト先での勤務
  • オンライン診療
  • 産業医業務

上記は、他の医師賠では補償の対象外とされていることもあります。そのように対象外となるケースの少ないことが、民間医局の医師賠のメリットです。

手続きがWebから簡単にできる

手続き

申し込みの手続きはWebのみで完結します。365日いつでも5分で申し込めるようになっており、おそらく医師賠のなかで最も手続きが簡単なサービスといえます。

弁護士報酬などの訴訟費用も補償

民間医局で補償されるのは「賠償金額」だけではありません。裁判にかかった弁護士報酬などの訴訟費用も補償されます。このため、裁判が数年などの長期に渡った場合も安心です。

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補償限度額はいくら必要なのか?

裁判

補償限度額は、過去の医療訴訟の判例から考えるべきです。ここでは、判例からわかる「過去の最高額」を紹介します。

過去最高額は2億2,300万、医師個人では1億7,000万円

過去の医療訴訟で最高額とされるのは、約2億2,300万円です。この判例では病院と担当医が対象でした。担当医個人に請求された額では、約1億7,000万円が最高とされます。それぞれのデータは下のとおりです。

金額 判例 文献
2億2,300万 東京地裁・平成15年10月9日 Westlaw Japan 文献番号:2003WLJPCA10090003
1億7,000万円 東京地裁・平成15年11月28日 Westlaw Japan 文献番号: 2003WLJPCA11280013

2~3億が多いと感じたら「学会の最高額」で決める

「2~3億は明らかに多い」という場合、所属学会の最高額で決める方法もあります。たとえば日本病理学会の補償額は最大で1億円です。

ただ、逆に上限が1億円の学会は病理学会だけという事実を考えると「ほとんどの分野の医師は2~3億円が必要」といえます。

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医師賠償責任保険を提供する保険会社は3社

東京海上出典:東京海上日動の勤務医師賠償責任保険

医師賠償責任保険を提供する「大元」は保険会社です。その保険会社は、現在下記の3社に限られます。

  1. 損保ジャパン(旧・日本興亜損保)
  2. 東京海上日動
  3. 三井住友海上

(三井住友海上は公式資料がないため、提携している民間医局の資料にリンク)

過去にはAIG損保も加わっており、損保ジャパンと日本興亜損保は別会社でした。この5社だった時代を経て、今は3社に絞られています。

【参考】「医師賠」の基礎知識と賢い選択法 Vol.2|m3.com

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まとめ:まずは民間医局からチェック

まとめ

あらゆる医師賠償責任保険を比較しましたが、ここまでの比較からもほとんどの勤務医には民間医局の医師賠がベストと、実感していただけたでしょう。研修医なら医師会の保険をおすすめしますが、研修を終えた勤務医であれば、基本的に民間医局の医師賠がおすすめです。

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